3.11以後、食について真剣に考える人が多くなった。
でも、結局は余裕があるかどうかで、日々食べるもののことまで、だんだんと気が回らなくなる。
放射能のことも風化しつつある。
直後に瓦礫の引受や、全国各地で燃やしたり、雨が降れば、各地の放射能濃度が上がったりとか、地球規模で海の水が蒸発し、雨となって降ってくるのだから、汚染されていない地域がないと考えるのは無理と思えるようになってきた。
この国はどこかおかしい。
そんな中、食に関心のある人達は、探している。
無農薬、自然農法、被災地から遠いとろこで栽培している野菜。
放射能チェックがあるかどうか。
実際問題としては、消費者に届く野菜を逐一放射能検査は無理なところがある。検査をしている間に野菜は新鮮でなくなる。
でもその畑で摂れる野菜のチェックを定期的にしてくれていたら、まず安心だろう。
山口県にある秋川牧園は、なんと鶏、牛、豚の餌にいたるまで検査しているそうだ。
安心、安全な食を届けるという徹底した考えに敬服する。
大手ほど知名度はないかもしれないが、食に関心のある人の中では知名度は高い。
この秋川牧園がお試しセットを開始した。
これはお試しするしかないだろう。
もう一つ、九州産直クラブというところも会員拡大を目指しているようだ。こちらは配達エリアが限定されている。
ほとんどが九州の産直品で占められている。
どちらも野菜だけでなく、加工品などの取り扱いもある。
食べるものは、やはりより安全を追求したい。
経済的なこともあるだろうけれど、明日を担う子どもたちには安全なものをと願う。